地球のみんなで大団円
A・B面のあるレコードであれば、A面の集大成と言える大合唱曲です。24時間テレビの為に作られたノベルティソング的なイメージが強いですが、見事にアルバムの1曲として調和しています。
ハロプロとしては珍しい全編ユニゾンの楽曲。ハンドクラップとハネたリズムが、ゴスペルのような雰囲気を作り出しています。
サビ
でっかいでっかい宇宙にある
まーるいまーるい地球で
ちっちゃなちっちゃな思いやりが
でっかなでっかな愛となる
アイドルソングかアニメソングかおか◯さんといっしょでしか許されないバカっぽい言い回しが、大人になった今だからこそ感動を誘う名フレーズ。
老若男女から人気を集め、24時間テレビのメインパーソナリティーとなったモーニング娘。が、その舞台で歌ったのが本楽曲です。
つまりつんく♂は、でっかな大人からちっちゃな子供まで、24時間テレビを見る幅広い世代の人に向けた楽曲という意識のもとに、制作を行ったはずです。
そこで発信されたメッセージが、やっぱり“愛”だったんですね。
画像出典:【宇宙から見た地球】人間のちっぽけさがよくわかる20枚の画像 | 笑うメディア クレイジー
そして全編ユニゾンという構成も、難しい言い回しのないキャッチーで分かりやすいサビも、最初から“みんなで歌う楽曲”ということを想定して制作したからなのだと思います。
1番Aメロ
アルバムのうちの1曲だからこその面白さが出ているのが、本フレーズ。
正直な気持ちだから
伝わってほしい
今すぐじゃ なくっても
そのうちでいい
あれ、なんだか聞き覚えがありませんか?
先程の『そうだ!We’re Alive』のフレーズとリンクしている感じしませんか?
幸せになりたい あなたを守ってあげたい
本当の気持ちはきっと伝わるはず
こんな工夫をすることで、アルバムとしての統一感が出て面白いですよね。しかも、それぞれの楽曲はシングルとカップリングなので、本アルバムのために新しく作られた楽曲ではないというところも面白いです。
2サビ終わりのギターソロも好きなんですよ。
難しいフレーズではないんですが、ライブが想像(妄想)できるギターソロというか。
サビを歌い終わったハロメンがハンドクラップしながら歩いていて、「YEAH!」の言葉を合図に左右に分かれ、センターから登場したギタリスト(俺)がハロメンに見守られながらカッティングをバッチリ決める画が浮かびますね!!!
するでしょ!そういう妄想!!!
ラストサビ
ちっちゃなちっちゃな赤ん坊だって
必死で必死で泣いてる
僕らも僕らも出来る事を
必死で必死で見つけたい
宇宙のため、地球のため、そして周りの人達のために自分が出来る事をしていかないといけないなぁと改めて考えるキッカケになるような名曲です。
うわぁああ!と盛り上がったライブのラストに、この曲のイントロが流れたらもう…。
想像するだけで涙が浮かんじゃいます。
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