フィロソフィーのダンス「オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー」の親しみやすさ

フィロソフィーのダンス「オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー」の親しみやすさ

フィロソフィーのダンス「オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー」

 

ソウル、ファンク、R&Bなどブラックミュージックを土台とする高品質なアイドルソングを提供し続けるフィロソフィーのダンス。

 

本楽曲も相変わらず素晴らしいポップチューンに仕上がってる。

 

もちろんザ・ビートルズの『All We Need Is Love』をオマージュしたタイトルだと思うが、「ラブストーリー」にすることで一気に所帯じみた、その辺のJKの歌にできるような親しみやすさが出てくる。

 

同時に、たしかに欲しいのは「愛」じゃなくてそれに付随するドラマや出来事、つまり「物語」が欲しいのかもしれないという気づきを与えてくれる。

 

また譜割りもグルーヴが出るよう工夫されていて、特にAメロの<デートとかしばらくずっと無理!><ルールとか決めとかなきゃダメ>の部分。

 

<デート><ルール>と普通に歌っても違和感なく歌える部分を、<デー・ット><ルー・ッル>と半拍開けた譜割りにすることで、ブラックミュージックっぽいグルーヴを生み出しているのだ。

 

こんな小技を効かせながらも、ちゃんとポップ。素晴らしいっす。

 

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