@onefive「Pinky Plomise」の違和感

@onefive「Pinky Plomise」の違和感

@onefive「Pinky Plomise」

 

アイドルオタクの最終到達点。ONE PIECEで例えるならば、ひとつなぎの大秘宝・ワンピースが眠るとされるグランドライン最果ての地ラフテルだろうか。

 

様々なアイドル現場を渡り歩いた猛者たちが、終の住処として辿り着くとされるアイドル界の名門・さくら学院から、突如放たれた4人組ユニットが@onefiveである。

 

ユニット名は、メンバー全員が15歳という点に由来する。そんな彼女たちの1stシングルが本楽曲『Pinky Promise』だ。

 

MVでは普段は制服に身を包んでいるメンバーたちのカジュアルな姿に驚くとともに、なぜか強烈な違和感を感じた。なぜそんな感覚に陥ったのかしばらく分からなかったが、途中で気づくことができた。

 

 

 

 

MVでマイク持ってんの珍しくね?

 

なんだろ。ライブだと当たり前だけど、MVで持ってるとすごい違和感あるな。ほかのアイドルMVでマイク持ってるやつ直ぐには思い出せない。ってか見たことないかもな。バンドなら普通だけども。

 

奇妙なのはもちろんMVだけではない。

 

本楽曲で特徴的なのは、3種類のコーラスだ

 

1つ目は、ウィスパーボイスでセリフ調に重ねられるコーラス。2つ目は、コーラスというには過剰な音量で挿入されている大コーラス(?)。そして3つ目は、男性によるコーラスである。

 

メロディにセリフが被る違和感、主メロとの音量の違いによる違和感、声質による違和感。

 

様々な違和感を作り出すこの3種類のコーラスが代わるがわる登場することで、上物が多めのトラックとも相まって独特の浮遊感と神秘性を作り出してる。海外ヒップホップの影響を感じるBメロのフロウとメロディの中間のようなラインも絶妙だ。

 

ユニット名から考えると1年間限定の活動になってしまうのだろうか。もったいないので引き続きよろしくお願いします。

 

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