【ゆるレビュー】Red Velvet、(G)I-DLE、ソンミ、J.Y.Parkのオススメ楽曲

【ゆるレビュー】Red Velvet、(G)I-DLE、ソンミ、J.Y.Parkのオススメ楽曲

出典:어머님이 누구니 (Who’s your mama?) (Feat. Jessi)

 

K-POPにハマってからだいたい1年くらい経ったので、特に好きな楽曲をゆる~く紹介していこうシリーズ。

自分がその楽曲を知った順なので、発売順関係なく、新しい曲も古い曲もごちゃまぜでお送りする。

 

Red Velvet『Peek-A-Boo』

 

活動初期の爽やかなザ・アイドル路線から、最近ではダークでゴシックな色気漂うお姉さま路線に変化を見せているRed Velvet。本楽曲は、後者の路線だが遊び心も同居させたポップな楽曲になっている。

曲名の『Peek-A-Boo』とは「いないいないばぁ」という意味であり、きっとこの言葉を名作ボクシング漫画「はじめの一歩」で知ったのは自分だけではないはず

全体的に怪しげでマイナーなトラックの中に、このヘンテコな言葉をヘンテコなメロディで小癪に韻を踏みながら連呼されたら、そりゃ大きな違和感になって印象に残り、気づいたら口ずさんでしまうほど耳に残っちゃう。つまりは、“ポップ”の出来上がりだ

少女時代の大衆性とf(x)の実験性を併せ持つグループということで、これまでの楽曲でも、全体の印象としてはポップなのに、一筋縄ではいかない攻めた要素を組み込むことで、他グループにはないオリジナリティを獲得していたRed Velvet

音楽的なジャンルやビジュアルが変化していっても、核となる部分が変わらない。完璧なプロデュースと与えられたコンセプトを体現する彼女たちの努力と実力によって、唯一無二の存在になったのだ。

でもパワハラは良くないぞ

 

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(G)I-DLE『Oh my god』

 

はい、このサムネですよ

好きな人は大好きで嫌いな人は大嫌いであろう、ダークでホラーでグロテスクな雰囲気。死体のように美しい女性に金網。私は大好物です。

明るくビビッドで華やか、または強く気高く自己肯定感たっぷり、そんなK-POPのパブリックイメージからは、かなり離れたところで孤高の存在感を発揮する(G)I-DLE。彼女たちとの出会いがこの曲だった。

祈りの言葉か、呪いの言霊か。ファンがメンバー名を連呼できる楽しい楽しいイントロなんて排除し、語りのような歌から始まる時点で、凡百のK-POPとは一線を画することが分かる。

まるで首つり台への13階段を登っていくかのように、焦燥感と絶望感を纏いながら絶頂へと向かっていき、最高潮に達すると<Oh my god>の一言で我々を奈落の底へ突き落とす

「オーマーゴッド」ではなく、「オウマイゴッド」と細かく譜割りを付けることで、落差のある美しいメロディとなっている。舐めるような音や鐘の音など、SE的な音を効果的に使用しているところもニクい。

そんな楽曲を、メンバーのソヨンが作詞作曲しているというのだから末恐ろしいグループだ。大好き。

 

ソンミ『24 hours』

 

元Wonder Girlsのソンミの姉御によるエロエロソング。自分と同じく虹プロでマコさんがパフォーマンスしていて知った人も多いはず。(あれは良かったなぁ。ミイヒ推しだけど。

そういえば日本音楽界の表舞台に、歌って踊る女性ソロアーティストってしばらく出てきてないな。安室奈美恵や倖田來未とかいたけど。だから「女性が憧れる女性アーティスト」って枠を完全にK-POPに持っていかれたんだな。うん。

本題に戻って本楽曲。奇抜なシマウマ衣装や鬼セクシーなダンスに気を取られてしまうが、さすがは天下のJYP出身アーティストといった高い歌唱力が光る楽曲だ。

ド派手な高音や声量でぶっ飛ばすロングトーンがあるわけではないが、全編通してミックスボイスやファルセットを駆使して歌われている

吐息混じりの色気のある歌にするために、地声で出せるパートもあえてミックスボイスやファルセットで歌われているのだ。ピッチが安定しないはずなのに。しかも、バッチバチに踊りながら。どうかしてる。

グループからソロへ。数々のアイドル達のロールモデルとなっているソンミの姉御のソロデビュー曲は、これからグループからソロに巣立っていくであろう多くのアイドル達の指針であり、高い壁になっているのだ

 

J.Y.Park『Who’s your mama?(feat. Jessi)』

 

多分この人は、本来ならこんなにTVに出て聖人みたいな扱いをされるような人じゃないんだと思う。だってこんなド変態ソングを恥ずかしげもなく歌えちゃう人なんだもん。

ただただケツが好きで惚れた女に向かって<お母さんはどんな人なの?どうやって君を育ててくれたの?>だよ。ヤバすぎるでしょ。キモすぎるでしょ。常人の発想じゃないでしょ。あ、ぜんぶ褒め言葉だよ

虹プロを見始めてから、このJ.Y.Parkさんがどんな人なのか知りたくなって、過去のアルバムを聴いてみたんだけど、一発で「あ、この人マイケル・ジャクソン大好きだ」って分かるくらい色濃く影響を受けていて、一気に大好きになった。

本楽曲のイントロなんかは、思いっきりマイケル・ジャクソン『Bad』のオマージュだ

自分の影響元を素直に音楽に出せる人は、同じ音楽好きとしてなんか好きになっちゃうよね。もちろん、パクリではなく自分のオリジナリティを入れた上でのにじみ出てしまう影響ね。

否が応でも身体が動く軽快なビートが気持ちいいけど、決して単調ではなく、ブレイクダウン部分ではDJスクラッチを入れたり、そこから突如、ジャズっぽいスウィングに移行したりと「踊らせる」という軸はブレずに色々と遊んでいるところが楽しい。

才能を持った変態が努力した結果、国民的なアーティストになり、プレイヤーでありながらプロデューサーとしても世界にK-POPを発信する存在になった。

事務所の諸々で死ぬほど忙しいだろうけど、ソロアーティスト J.Y.Parkとしてもどんどん新曲を発表して欲しい。

 

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